アメリカ出産の記録①(陣痛から病院に到着するまで)

36週6日の健診を受けた後の数日間、特に体調の変化もなく、何となく早く生まれる気がしながらも、いやいや!もう少し先だ!と思いながら(自分に言い聞かせながら)日々過ごしていました。

37週と3日目、なんとこれが出産前日となるのですが、珍しく家族で夜の外食をしようと、夫がとってもアメリカンなお店を予約してくれていました。ランチにはよく行くものの、夜の外食はとても稀。晩御飯の準備をしなくて良いということで、私の心もゆったりしていて、家族全員で公園に遊びに行きました。今思い返せば、普段は公園で娘を見守っている最中もずっと立ちっぱなしで全く平気だったのですが、この日だけは、何度かベンチで休憩をしていました。(前駆陣痛だったのかも…全く自覚なし。)そして予約していたレストランに行き、ステーキや大量のフライを、この日ばかりは栄養バランスや体重など何も気にせず、楽しく(沢山)食べ、いい気分で帰宅。いつも通り娘と一緒に就寝しました。

午前2時過ぎ、何となくお腹が張って目が覚める。まさか?いやいや、そんなわけない、と何度も寝ようと試みるもやっぱりお腹が張る…もしや、、、と慌てて陣痛アプリをダウンロード。念のため、病院で見せることがあるかもしれない?(結局出番なし)と、英語のアプリをダウンロード。事前にアプリは入れておくべきでしたが、もうどのアプリが良いか吟味している暇もなく、とりあえず、目についた Easy Contraction Timer というアプリを入れました。陣痛の開始、終了をカウントするシンプルなアプリで、すぐに使えて、良かったです。(ほかのアプリの仕様は全く知らないので、おすすめ!とは言えませんが…でもこのアプリも良いと思います。)

事前に、病院からは陣痛間隔が5分くらいになったら連絡してね、と言われていました。アプリをダウンロードした時点で間隔は7分。でもまだこれが陣痛とは信じられず、勘違い?測り間違い?と何度も測ってみるうちに、だんだん間隔が5分に…これはまずいと重い腰をあげて、寝室からリビングへ移動し、電話をかける準備をしました。

ですが、こんなにお腹は痛いのに、心配になる英会話…笑   こんな状況で…とも思うのですが、慌てて陣痛時の英会話のサイトを探し、予習開始(陣痛アプリ同様、これも事前準備しておけば良かったです)

痛みの中、とりあえず「I think I’m in labor. (陣痛がきていると思う)」「I have started contraction every 5 minutes. (5分間隔で陣痛がきている)」の2つのフレーズを準備。いざ電話!

事前に調べておいた産婦人科の電話番号(時間外の番号。夜勤のナースに繋がります)に電話。名前、週数などを述べて、現在の状況を説明します。初産よりも、経産婦のほうが陣痛から出産までが早いとのことで、すぐに病院に来るように言われました。

パジャマなどを入れた小さいスーツケースを持ち、夫の運転で出発。少し前に日本から来てくれていた両親には、爆睡している娘の隣で寝てもらうようお願いしました。病院に持って行ったものについては、また後程書きたいと思います。(日本と違ってすぐ退院なので、あまり持っていくものはありませんが)

アメリカでは、健診で通う産婦人科と出産をする病院は異なります。なので、出産をする病院は、陣痛が来てから初めて行くことになります。本来であれば、事前に院内ツアーに参加をすることができるのですがコロナの影響で院内には入れず、私が参加できたのはオンラインツアーのみでした。

出産の数週間前に夫の運転で、病院へ実際に行ってみて(中には入れず)、駐車場、入口の確認をしておいたのは良かったです。院内ツアーがなければ、なるべく事前に出産する病院へ一度行ってみることをおススメします!当日迷ったり、入口はどこ?となっては困るので…

それから、陣痛がきて電話をかけたのは、いつも通っていた産婦人科。これから向かう病院ではありません。産婦人科のナースが、出産する病院、そして担当医へ連絡を入れてくれます。そのあたりについても、陣痛がきてからアタフタしないよう、事前に確認しておいたほうが良いです!

深夜で入口は閉まっているため、到着したら受付に電話をかけるように(オンラインツアー時の説明で)言われていたので、電話をすると、中から車椅子を押したナースが来て、鍵をあけてくれました。驚いたのが、そのナースもお腹がとても大きかったこと。私とあまり変わりません…そんなナースに車椅子を押されるのは何だか申し訳なく思いながら、、、運んでもらいました。ここから怒涛の英会話(!?)がスタートです(今思えば、陣痛の痛みが紛れて逆に良かったような気もします 笑)

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